ネイルサロンやエステサロンでの勤務経験をもつ方の中には、いつかは自分の店をもちたいと考える方もいるのではないでしょうか。
今回の記事ではサロンを開業した場合の年収について解説します。安定した年収を目指すための5つのポイントも紹介しますので、サロンの独立開業に興味のある方は参考にしてください。
1. サロンを開業した場合の年収
サロンを開業した場合、どのくらいの年収を期待できるのかを知りたいという方もいるのではないでしょうか。ここでは、一般的なエステティシャンの年収と開業した場合の年収を紹介します。
1-1. 美容サービス業の従事者の年収
厚生労働省が作成した「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、エステティシャンの平均年収は310万円、アロマセラピストの平均年収は382万4,000円、リフレクソロジストの平均年収は382万4,000円です。美容サービス業の従事者の平均年収は310万円~382万円であることがわかります。
雇用形態は正社員の他に、パートやアルバイトなどがあります。賃金は勤務先の規定によっても変わりますが、サロンの中には歩合制がプラスされている賃金形態や、完全歩合制などのシステムを採用しているところもあるようです。
1-2. 開業すれば年収1,000万円も可能
サロンの経営者に関する公的なデータは存在しません。一般的には美容サービス従事者よりも平均年収は高めの傾向にあるでしょう。年収が300万円台というケースもありますが、一方で年収が1,000万円を超えているオーナーもいます。
テレビや雑誌などのマスコミに取り上げられているサロンの中には、年商が数億円になる場合もあります。高い集客力のあるサロンなら、安定した収入を上げることも可能でしょう。
2. 安定した年収を目指すためのポイント
サロンの開業を検討している方の中には、安定した年収を目指すためのポイントを知りたいという方もいることでしょう。ここでは5つのポイントに分けて詳しく解説します。
2-1. 初期投資を抑える
サロンを開業する際には初期投資が必要です。主な初期投資として以下のものが挙げられます。
- 物件取得費
- インテリアの費用
- サロンで必要となる備品
- 広告宣伝費
- 運転資金
物件取得費やインテリアの費用は、開業する地域や目指すサロンのイメージによっても変わるでしょう。高い集客を期待できる地域に店舗を構えたり、こだわりのインテリアで統一したりする場合には高額な費用がかかるでしょう。
サロンを開業する場合、開店直後は赤字になる可能性が高いため、数カ月分の運転資金を用意しておくと安心です。初期投資をできるだけ抑えるようにすれば、運転資金を確保できるでしょう。
2-2. 運転資金を抑える
サロンを経営する際には運転資金にも注意しなければなりません。サロンの経営で必要となる運転資金は以下の通りです。
- 店舗の家賃代
- サロンでの消耗品
- 機器のメンテナンス費用
- 水道光熱費
従業員を雇う場合には、上記の費用に人件費も加えなければなりません。サロンを運営する際には運転資金が必ずかかるため、開業前に計算しておくのがよいでしょう。人気の地域に開業すれば安定した顧客の獲得を期待できますが、家賃は割高になる可能性もあるでしょう。店舗を選ぶときには集客だけではなく、毎月の家賃を把握しておく必要があります。
2-3. 効率的な広告宣伝をする
安定した集客を目指すなら、広告宣伝も意識しなければなりません。雑誌、チラシ、ウェブサイト、ソーシャルメディアなど宣伝の方法はさまざまです。ただし、やみくもに宣伝をするのは避けましょう。
効率的な広告宣伝をするには反応率を重視します。反応率の計算方法は以下の通りです。
反応人数÷配布数×100
たとえば2,000枚のチラシを配布して2人がサロンを利用した場合、反応率は0.1%です。広告宣伝をする際には反応率を意識するとよいでしょう。
2-4. 具体的な経営戦略を立てる
安定した収入を得るにはリピーターの獲得が重要です。サロンを開業した直後はリピーターの獲得が難しいため、赤字になることもあるでしょう。
サロンの経営を成功させるには、しっかりとした経営戦略を立てることが大切です。きめ細かなサービスを提供して他店との差別化を図る、顧客の悩みや要望に合わせてフレキシブルに対応するなどの戦略を立てるのもよいでしょう。
2-5. サポートを活用する
サロンの経営を軌道に乗せるためにはノウハウの取得も大切です。しかし開業したばかりの方はノウハウをもっていない傾向にあります。
ノウハウを効率よく取得するには開業のサポートを受けるのがよいでしょう。フランチャイズとして開業するなら、安定した経営をするためのサポートを受けられます。また知名度もあるため、開店直後からリピーターを獲得しやすいでしょう。
「光美容ラボ」ではフランチャイズ加盟によるサポートも行っております。開店前の研修や指導員の派遣などのサポートを用意しているため、安定した収入を期待できます。
3. まとめ
美容サービスに従事している方の平均年収は300万円台ですが、開業をすれば年収1,000万円以上も可能です。初期投資を抑える、運転資金を抑えるなどのポイントを押さえることで高い収入を得られるでしょう。
安定した経営を続けるにはサポートの活用も重要です。「光美容ラボ」ではフランチャイズの加盟の募集をしております。低ロイヤリティーの提供や法律事務所との連携などのサポートも用意しており、安定した経営を期待できるのが弊社の強みのひとつです。サロンの開業に興味のある方は「光美容ラボ」にご相談ください。